L'Absurde Génie des Fleurs / Penumbra 2019
ラプシュルド・ジェニ・デ・フルール/ペナンブラ 2019年
タイプ:赤
生産地:フランス/ラングドック地方
品種:サンソー100%
輸入元:(株)サンフォニー
〜輸入元資料より〜
ル・タン・デ・スリーズのアクセル・プリュファーと同じ土地、ベダリューに新しいドメーヌが誕生しました。その名も、「L’Absurede Génis des Fleurs=ラブシュルドゥ・ジェニ・ド・フルール」
そのドメーヌの名は、フランスの詩人、ジャン・コクトーの、「L’Absurede Génis des Fleurs=花は理屈のない素晴らしさ、そして才能」という詩の一節を引用。都会人でありながら自然に憧れをもち、観察し続けたコクトーの生涯と自分たちを重ね、さらに花のように香り、まるで天空に舞うように軽くエレガントなワインを造りたいという思いも込めてこのドメーヌ名としました。
トムはロワールのミュスカデ出身で、アンジュのジェロームソリニーやヴィーニュドババスなどで経験を積み、ワインだけでなく、その他フルーツの栽培などの複合的な農業に興味を持っていた時に、アクセル・プリュフールとの出会いに刺激を受け、ベダリューの地に自身の根をおろす事を決断します。一方、ミヤはルーマニアの生まれ。お爺ちゃんがワイン生産者で、生まれた時からワインにはなれ親しんでいました。18歳の時にフランス・パリに移り住みながらも自然の中での生活に憧れをいだいていました。そんな2人は自然派的なフィロソフィーを持った人たちが集まる
コミュニティーの中で友人を通して知り合い、お互いに惹かれあったのです。
彼らの夢がスタートしたのが2016年。この年に初めて買い葡萄によりワインを醸造し、わずか2000本のワインを造り出しました。
そして翌年には念願の自身の畑を取得。合計2ヘクタールのその畑は、2つの地域に複数に点在しており、粘土石灰質とシストの異なる土壌で構成されています。そのうちの一つは急斜面で機械もはいる事のできない、畑仕事をするには非常に大変な場所に位置します。標高は約400メートル。ほぼ耕筰放棄状態の畑や、前所有者があまりいい仕事をしていなかった畑などを購入した彼らには今から膨大な仕事がまっています。可能なかぎり自然な栽培を目指しており、畑に使用するのは、銅と硫黄、植物の煎じ薬のみ。一つ救いなのは、畑のまわりのフルーツ農家がビオディナミを実践しており、外からの農薬の影響が全くない事です。剪定の方法を変える。耕す。堆肥を運ぶ。病気に対する対策。などなど、ありとあらゆる事が手作業の選択肢しかありません。それでも畑の中を歩きながら、これからの作業や将来の展望を語る2人は穏やかで、仲睦まじい様子。
希望と、幸せのオーラに溢れた畑の訪問でした。
ベダリューの町の中心にある、小さな建物の一階に彼らの本当に小さな醸造所があります。
1970年から使用していたカーヴで、彼らが借りた時には動物を飼うスペースと2つの古い大樽があっただけでした。いまはここに小型のステンレス&プラスティックタンクと小さなプレス機がところ狭しと並んでおり、収穫時はまるでパズルのようにこの狭い場所でワインを醸造しなければなりません。でもこの狭さが彼ら2人の空気感とぴったり合っているのがなんとも言えません。
各キュヴェにはミヤの故郷のルーマニアの言葉が付けられています。それはトムのミヤに対するリスペクトと、ミヤと共にワインを造っている事を、ルーマニア語を通して伝えたかったからだそうです。ここにもトムとミヤの素敵な愛を感じる事ができます。
まだまだ走り出したばかりの彼ら2人のワイン。もちろん未熟な部分もあるかもしれませんが、2人の愛の結晶が、これからどのように形を変えていくか、とても楽しみではないですか?
【Penumbra 2019】
「ペヌンブラ」とはルーマニア語で「光と闇の間」の意味。
石灰質土壌に植わる樹齢60年のサンソー100%の構成。収穫した葡萄を樹脂製のタンクにて房まるごと15日間のマセラシオン・カルボニック。そして、同じく樹脂製のタンクにて8か月間の熟成。「ペヌンブラ」とは「光と闇の間」という意味で、この畑を購入した時に、畑が光と影に覆われていた事と、ワインの味わいが明るくミステリアスな事からこの名が付けられた。
ジューシーでありながら、バラやお香、胡椒のような香りが漂い、軽やかでありながらミステリアスな雰囲気を醸しだしています。
☆ワインの送料は1本から6本まで、
全国ヤマト宅急便80サイズにて、関東よりお送りさせていただきます。
☆4月〜10月期は品質保持のためクール便を適用させていただきます。送料に別途クール代がかかります。
※梱包には無料リサイクル資材の使用を推進しております。ご了承ください。
○ヤマト宅急便・クール宅急便料金
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/estimate/kanto.html